PROFILE
施設プロフィール
はじまり
●競走馬時代の戦績(協力:netkeiba様)
https://db.netkeiba.com/horse/2014105897/→
母クロウキャニオンは多くの活躍馬を出してきた血統。初仔のキラウエア以降の7頭は、全てディープインパクト産駒で、ボレアスやマウントシャスタといった活躍馬を兄に持ち、デビュー前から本馬への期待値も相当高いものだったと思われます。
その期待に応えて2016年朝日杯FSにも出走し、陣営がクラシックを早くから意識した逸材!
同じくディープインパクト産駒で、同厩舎で同オーナー様、そしてTCCホースの先輩となる、2010年の同レース出走していたリベルタスとも重なる縁を多く感じる馬です。
その後もマイルを中心に戦績を重ね、まだまだ上のクラスを狙える才能を持っていましたが、右前冠骨上部に骨瘤が見つかりました。普段の運動では問題なさそうだが追い切り時に痛みが発生するような状況となったため競走馬の生活から引退し、関係者のご厚意にてこの度ホースシェルター®で受け入れすることとなりました。
ディープ産駒らしく少し小柄でとても賢く従順ながら、お茶面な一面を見せていますし、兄弟馬が乗用馬として活躍していますので、人を魅了する才能の高さを感じさせる適応性を感じます。ホースシェルターにて静養したのち、セカンドキャリアでもその才能を開花すべく、まずは無事に過ごしてほしいと思います。
皆さまの温かいご支援をお待ちしております。
訃報
悲しいお知らせです。
先日緊急手術を行い、何とか術後の様々な難関を乗り越えて欲しいと願っていましたが、
獣医師から予後不良との診断を受け、本日3月4日安楽死の処置をおこない穏やかに永眠しました。享年10歳でした。
粉砕骨折したつなぎの部分をボルトで固定してその上の管骨にピンをさして体重を支えるという大手術でしたが、その管骨が骨折してしまい、もう手の打ちようがなく予後不良の診断となりました。
TCCセラピーパークに入厩した時から競技馬としてのセンスの高さを感じさせてくれていて那須トレーニングファーム様に預託をすることになり、みるみるうちに頭角を現し昨年は日本一までに上り詰めてくれました。
一昨年のTCCカップや昨年12月のRRCファイナルでは応援ツアーを開催し、多くのTCC会員様が初めて馬術競技を見る機会をトラちゃんがつくってくれました。
まだ10歳でこれからという矢先の怪我、それでも何とか命をつないでメタセコイアと馬の森で余生を過ごして欲しいと思っていましたが、無念です。
クリアザトラックの第2の馬生をご支援いただきました皆さま、
日々愛情を込めて日本一まで育て上げてくれた那須トレーニングファーム様、広田ご夫妻ご子息、今回緊急に手術をしていただいた獣医師の先生、緊急に受け入れをしていただいた牧場様、関わっていただきました全ての方に心より御礼申し上げます。
トラちゃん、安らかにお眠りください。