いつもTCCの活動を応援いただき有難うございます。

先日キングスクロスの転厩をお伝えしてから、まだ色々とご意見がTCCにもヘイハチロウファーム様にも届いております。
その中にはご意見を通り越してTCC及びヘイハチロウファーム様の信用棄損につながる内容も見受けられますので、改めて皆さまにこの度の経緯や考えを下記にお伝えします。

・TCCは上げ馬神事に反対です。
・上げ馬神事に関与している団体にはTCCホースを預託しません。
・キングスクロスを預託しているヘイハチロウファーム様が上げ馬神事に関わりがあることが分かったため転厩させます。
・キングスクロスについては蹄の状態が難しい中、今までしっかりと飼養管理をしていただいています。
・キングスクロスを虐待しているという憶測が飛び交っていますが、その事実はありませんし、先日実際にTCCスタッフが現地でキングスクロスの状態の確認をしています。

以上となります。

最初にヘイハチロウファーム様に上げ馬神事との関りを確認した際は無関係であるという回答でしたが、その後再度の確認の際に、地元の祭りであり参加せざるを得ないところもあり、馬の扱いなどについて監修の立場で参加しているというお話でした。
ただ、この件については意図的な虚偽ではなく、上げ馬神事への参加に対する認識の違いによるものでした。

上げ馬神事に関与している団体にはTCCホースを預託しませんと発表している以上、キングスクロスをこのまま預託し続けるのは難しいと判断しましたが、
だからといってヘイハチロウファーム様の馬の飼養管理に対する経験や技術、想いを否定をしているわけではありません。

また、先日からお伝えしていますように、ヘイハチロウファーム様も今後は内側から声をあげて、現在の上げ馬の形を馬にとって安全でストレスのない形に変えていきたい、変わらなければ廃止に向けて署名活動をしていきたいと言われています。

TCCの活動は提携施設様の協力があってこそできるものですし、引退競走馬の支援活動も馬のために毎日現場で働いてくれる人間がいるからこそできるものです。
TCCセラピーパークのスタッフも、全国各地のTCCホースに関わっていただいてる提携施設のスタッフ様も、本当に馬のことを思って大事に接してくれています。

どうかTCC会員様には上記ご理解をいただき、馬にも人にも優しい社会を目指して、これからも活動をご支援いただけますと幸いです。

転厩するまでの間、申し訳ございませんがキングスクロスのふれあい見学については対応を見合わせていただきます。
また本件に関しまして、ヘイハチロウファーム様に直接お問合せやご連絡をすることはご遠慮いただけますと幸いです。

引き続きTCC 引退競走馬ファンクラブを宜しくお願いいたします。

TCC Japan
代表取締役 山本高之