●競走馬時代の戦績(netkeiba様協力）
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シルクプリマドンナを叔母にもち、ダートで活躍したモエレアドミラルなど芝、ダート共に活躍馬が出ている血統ですので、入厩前からの期待馬でありました。残念ながら体質が弱く、競走馬デビューが遅れて初出走が「スーパー未勝利戦」という、とてつもなく厳しい条件を1発で突破し、改めてその素質の高さを感じさせる初戦となりました！

古馬になって連勝を重ねながらも、成長のスピードに合わせて大事に使われ、初重賞出走となったのは、2018年6歳時の日経新春杯(GII）。同じクラブでTCCホースの先輩となる「ベルーフ」とも対戦となるレースでしたが、堂々一番人気に推されて、見事に好位から抜け出して重賞初優勝！
その後、目黒記念(GII)3着、アルゼンチン共和国杯(GII)では優勝、天皇賞（春）(GI）3着でエタリオウに競り勝ったり、鳴尾記念(GIII)ではラヴズオンリーユーをハナ差競り落とし優勝！
あのアーモンドアイともジャパンカップで対戦するなど、バリバリの一線級で結果を残し、頑張ってまいりました。

2021年ダイヤモンドＳ（GIII）出走後に、右後脚の第一趾骨の骨折が判明し、骨折箇所の固定に5か所の処置を行う大手術を行っております。スーパー未勝利戦から始まり、ここまでの活躍を見せてくれた、とてもドラマティックで奇跡的な仔ですので、この骨折からも何とか乗り越えてくればと、願っております。

今回現役時代のご担当からコメントを寄せていただきましたので、下記に紹介させていただきます。
皆さまの温かい応援をよろしくお願い申し上げます。

関係者より贈る言葉

パフォーマとは2才の暮れに初めて出会ってから、９才までトレセンに居る間、ずっと担当していました。最初は見た目も目立たずただヤンチャなイメージで、凄く走るとは思わなかったです。

体も弱く、なかなかレースを使う所までたどり着かないことが多かったのですが、たくさんの人に助けられて、元気になってレースに行くと凄く頑張ってくれました。
最後も骨折してしまったのですが、騎手を落とさずゴール版まで走ってくれた、とても凄い子です

普段は元気ですが、しんどくなると甘え上手で、嫌なことには凄く怒ったりしますが、理解するとなんでもさせてくれる賢い馬です。
これからは競争のない生活で穏やかに過ごしてほしいです。
【JRA担当厩務員　瀬戸様】

訃報のお知らせ

一進一退を繰り返しながら闘病を続けておりましたパフォーマプロミスですが、2021年8月19日朝に安楽死処置により息を引き取りました。これまでのご支援ご声援に心より感謝申し上げます。

厳しい闘病生活に立ち向かったパフォーマプロミスの頑張りを多くの方に伝えるとともに、これからも1頭でも多くの馬を救い、馬に寄り添いながら、学びながら、より良い持続可能な馬と人との共生社会の実現に向けて活動を続けていきます。
そしてそれがパフォーマプロミスの供養になることを願っています。

また診療所からも以下のコメントをいただいております。
「2021年4月8日に発症した右第1趾骨粉砕骨折に対して、創外固定術を実施し入院加療を継続してきましたが、2021年８月19日朝に全身状態が悪化し起立困難となったため安楽死処置となりました。
長きに渡る厳しい闘病生活に対し、強い生命力・闘争心を持って過ごしたパフォーマプロミスに敬意を表するとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
日本中央競馬会 栗東トレーニング・センター競走馬診療所」

パフォーマプロミスは、これからもずっとTCCの仲間です。
彼の事を想ってくださる皆さまに改めて感謝申し上げます。